暮らしのカラー学 第1回:Heal Yourself 〜クールカラーの色彩学
 
 
くつろぎを与えるクールカラー
今回取り上げるクールカラーとは、青、青緑、青紫などのやや冷たい感じのする色を言い、"寒色"とも言われています。緑や紫は、本来は暖かい感じも冷たい感じもしない色なのですが、心理的効果を考えて、今回は便宜上クールカラーの中に含めて考えます。これらの色は肉体的には血圧を下げ筋肉を弛緩させる効果があり、心理的には落ち着きと鎮静を促すため、疲れや悩みから自分を解放したい時、リラックスしたい時の強い味方となってくれます。各色の効果は以下の通りです。
リラックス効果が高く、全てのバランスを整える色。
青みのある緑には鎮静効果があり、心身をクールダウンさせる。
ウォームカラーに近い黄緑には、リフレッシュ効果がある。
鎮静効果が高く、感情を守る。客観性を与える。
考えすぎから解放し、心身を癒す。インスピレーションを与える。
 清涼飲料水のパッケージは、上記の効果をうまく利用していると思われます。例えば、スポーツの後や汗をかいた後によく飲まれるスポーツドリンクのパッケージには、ブルーを基調としたものが多いですね。また、お茶系は茶葉の色も相まってグリーン系が多くなっています。ほてった心身を鎮めるブルー、リラックス効果が高まるグリーン…。色の与える印象や効果は、私たちの行動にも深く連動しているのです。

 

 
そこで、もしインテリアにクールカラーを取り入れるとしたら、最もお薦めしたい場所は、ベッドルームです。クールカラーには働きすぎの頭脳や交感神経を静め、安眠を誘う効果があるからです。早速お薦めのコーディネートとその効果をみていきましょう。
ウェッジウッドブルー×オフホワイト×ブラウン
 フローリングの床にオフホワイトやライトベージュの壁といった、ベースとなる部分がウォームカラーのお部屋に、カーテンやベッドカバー、ピローケースなどのファブリック類に冷たすぎない少しくすんで紫みのあるブルー(ウェッジウッドブルー)をあわせます。ブルーは全く同色で統一するより、カーテンとピローケースにはベッドカバーより明るいブルーを選んだり、あるいはホワイトなどと組み合わせた控えめですっきりした感じの柄物にするなどして変化をつけた方が素敵です。安眠効果が抜群でシック&ダンディーなコーディネートはちょっぴり上質感も感じられ、働き盛りの男性のベッドルームに特にお薦めです。
ブルーグレー×ライラック×ライトイエローグリーン
 エレガントで女性的な感じをご希望の方にお薦めなのは、床に少し紫がかったブルーグレーのカーペットを敷き、ベッドカバーやカーテンなどのファブリックにライラックなどの薄紫を用い、ファブリックの柄やクッションなどにアクセントとしてライトイエローグリーンをあしらうコーディネートです。植物柄など、直線的でなく小さな柄のファブリックを選ぶと、エレガントさが増します。パウダーブルーなどの淡いブルーが柄に含まれていても素敵です。冷たい感じになりすぎないよう、壁には少し暖かみのあるオフホワイトやクリーム系の色を選びましょう。
 また、寝室ですので照明には少しこだわると良いでしょう。カーテンやベッドカバーなどのファブリック類をブルーでコーディネートすると、例えば冬などは寒い感じや冷たい印象を強く受けるかもしれません。しかし、そんなときには、ダウンライトやシェードランプなど、間接照明を使ってやさしいイメージを演出してみましょう。

 

寝室や書斎、子供部屋など、クールカラーのヒーリング効果を上手に取り入れ、
効率UPを図ってみてはいかがでしょうか?
※カラーサンプル等は環境などにより、色合いが異なる場合がございますのでご了承下さい。
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