今回紹介するモノトーンとは、赤みや青みなどの色みのない色をいい、具体的には白、灰色、黒を指します。モノトーンは、白衣や喪服などに使われていることからわかるように、職業上もしくは立場上、プライベートな感情を抑え客観的であることが求められる場面や、その他の理由で感情を隠したいときに最も効果的な色とされています。モノトーンを用いたカラーコーディネートが洗練された印象を与えるのも、その抑制された感じ故かもしれませんね。各色の効果は以下の通りです。
心身の浄化作用があり、健康を促進する。
病後の回復期にも。
灰色 外の世界でストレスから身を守る。
目立ちたくない時に身につけると効果的。
感情を抑制する。辛い状態から身を守る。
 冠婚葬祭などのフォーマルな場においては、必ずと言ってよいほど服装はモノトーンです。例えば男性が着用するネクタイ。黒か白かで使うシーンが全く逆になります。いずれの場合も、自分の感情を抑え客観的な立場であることを表現していることになります。

 

 モノトーンは、その客観性から場所を選ばずコーディネートを楽しむことができます。では、モノトーンをインテリアに取り入れる際の、コーディネートのポイントをご紹介しましょう。
 白は、少し色みのあるオフホワイトか真っ白なピュアホワイトかで、与える印象が大きく異なります。壁などの大きな面積の部位には、少し暖かみのあるオフホワイトを選ぶと良いでしょう。ピュアホワイトは大面積では冷たい印象や緊張感を与えてしまいますが、小面積でアクセントとして用いるには魅力的な色です。ライトブルーやライトグレーとあわせれば爽やかで涼しげですし、ビビッドレッドやビビッドブルーなどの鮮やかな色と組み合わせればポップでカジュアルになります。
 灰色も、全く色みの無い色、少しウォームカラーがかった色、クールカラーがかった色の三種類があり、どれを選ぶかによって印象が変わってきます。インテリアに灰色を用いる際は、クールカラーがかった灰色を使うなら、それだけで統一するといったように、ウォームカラーがかった灰色とクールカラーがかった灰色を混ぜない方がすっきりした印象に仕上がります。明るさの差が小さい灰色同士の配色には、例えばベッドカバーやピローケースなどグレイッシュピンクやパウダーブルーをあわせればエレガントです。また、テーブルセットといった家具など、グレーにビビッドカラーでアクセントをつけた配色はメリハリが効いて都会的な感じに仕上がります。
 黒をインテリアに取り入れる場合、あまり面積が大きすぎると部屋が狭く見え閉塞感がでてしまいますので、面積を抑えることが肝心です。また、黒を使う場合、光沢や凹凸の有無などの素材感にこだわることがコーディネートを成功させるコツです。カーペットやラグ、ソファカバーや家具など、ビビッドカラーをアクセントにした配色はモダンな印象ですが、印象がきつくなりすぎないよう、オフホワイトやウォームカラーなどを上手に使って下さい。
 
 3回を通して、色の持つそれぞれの効果やおすすめコーディネートをご紹介してきました。もう一つ大切なのは、好きな色を中心にコーディネートすることです。好きな色の効果や配色のポイントをマスターして、毎日の生活に取り込む。そうして、少しずつその幅を拡げていく…。これがカラーコーディネートの第一歩なのかもしれません。

 

ウォームカラー、クールカラー、モノトーンをフル活用して、美的で生き生きした生活を楽しみましょう!
※カラーサンプル等はモニタの環境などにより、色合いが異なる場合がございますのでご了承下さい。
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